単段アンプを調べる







  ここでは各単段アンプについて調査し、本当に直線系かどうかを判定する。


C1815  (非直線系)



ゲイン13倍

  小信号領域では素直な2次歪をもつが、電流が増えると高次歪を発生するのが特徴である。





   動作範囲が狭い理由は、化石の回路を検証する で調べてあります。


K117  (非直線系)


  2次歪のみの領域が広く、対称合成で打ち消しやすい性質をもつ。









  典型的なシングルアンプの特性になっている。


  電流入力カレントミラー (直線系)



  220Ωの抵抗を入れることによって強制的に220Ωの電流入力にしてある。あとは流れ込んだ電流がカレントミラー
によって負荷抵抗に伝わる。













  ゲイン125倍 原理は逆関数合成なので、高次歪もかなり打ち消されている。


  結構素晴らしい。FET単体より低歪となっている。